玲一の手が下肢から離れ、
濡れた音と自分の荒い息だけが聞こえた。

「これが、兄さんのか。……舐めてみる? ほら、口あけて……」

口をあけると玲一の指が入ってきて、青くて苦い味がした。

「……どう? 美味しいだろ?
 指についてるの全部舐めていいよ」